第2回山梨大学若桐講座 2011年9月10日(土)

附属中学校生徒のための山梨大学特別授業→山梨大学若桐講座

  本年度は、この授業「附属中学校生徒のための山梨大学特別授業」の名称を募集しました。附属中学校をイメージし親しみのある名称という観点で、大学・中学・PTAの代表者で審査し、「山梨大学若桐講座」と命名しました。附属中学校では1年次に行う校外学習、2年次の林間学校、そして3年の修学旅行、これらの行事を全て「若桐のつどい」と呼んでいます。心の成長を願うこれらの行事の意図と、特別授業の目的を重ね合わせた命名です。

 第2回「山梨大学若桐講座」を9月10日(土)に開催しました。昨年度より42名多くの参加者があり、楽しく有意義な時間を過ごしました。生徒達の夢と可能性がさらに広がり、知識が深まることの期待が少し実現できたかなと思います。

魅力的な8つの授業

授業1) 「字形を整えて書くためのルール」宮澤 正明先生(教育人間科学部)

 

  

・漢字の成り立ちとか、勉強したつもりでいたけど、話を聞いて色いろな例を聞いたら、「なるほど」ってあらためて納得することがたくさんありました。また、字の書き方は点画から全然上手く書けなかったけど、今日学んだルールで頑張ってみようと思いました。とても楽しかったです。(生徒)

 

・何かの成り立ちにはそれぞれ歴史や意味があるものですが、漢字はその象徴的なものだと思いました。文字なくして文化もないわけで、その恩恵を深く感じます。字形を整えて書くのは、まだまだ課題がありますが、何となくお手本を見ながらではなく、理論的に頭で理解して書くことが美しい文字への道(まずそこから)なのかしら・・・・と思いました。(保護者)

授業2)「文章理解のメカニズムを探る」岩永 正史先生(教育人間科学部)

 

 

・今回僕が受けた授業は国語についての授業ですごく参考になった。これから中学校に戻ってたくさんの物語を読んでいくことになるが今回習った「わかる」ということ、そして「読む」ということを生かしていけるといいと思った。(生徒)

 

・興味深く、楽しい授業でした。賢治のの「やまなし」懐かしかったです。また銀河鉄道を読み返したく思いました。国語の教材が子ども達のスキーマの発達にそって選ばれていることに納得しました。(保護者)

 

授業3)「古代甲斐国の成り立ちとその特質」大隅 清陽先生(教育人間科学部)

 

  

・普段、学ぶ機会の少ない郷土史について知ることが出来てとても勉強になった。古代についてあまり知識がなかったので、この講座をうけてより深く学習することができた。古代史を学ぶことによってこれからの山梨についても県民としていろいろ考えていきたい。(生徒)

 

・山梨県がどのようにしてできたか。歴史的な見地から見ることで理解が深まった。古代史は意外におもしろいと感じました。(保護者)

 

授業4)「サッカーで学ぼう」加藤 朋之先生(教育人間科学部)

 

  

・サッカーのプレー以外の運営、国籍などの社会的なサッカーを知ることが出来た。一口にサッカーといっても広いものだと思った。普段と違う視点でサッカーを学ぶことが出来た。(生徒)

 

・サッカーで学ぶ?何を?と思っていました。(技術的なこと?)でも、サッカーをあまり知らない私でも楽しく講義を受けられました。(保護者)

 

授業5)「ロボットの話」清弘 智昭先生(大学院医学工学総合研究部)

 

  

・安価で状態のよいコンピュータができたことでロボットがすごい進化をしたことや、産業用ロボットが山梨県で盛んなことなどがよく分かった。また携帯電話やゲーム機、車などにもコンピュータ使われていて自分たちの生活もコンピュータに支えられていることをあらためて感じた。(生徒)

 

・ロボット、ガンダム、PSP、ゲームに興味を持っている息子の世界に少しでも触れることが出来たらと思い、一緒に参加させていただきました。ロボットの世界のお話を聞き、知らなかった事がたくさんあり、とても興味が持てました。一つの技術の開発に様々な知識や知恵が関わっていて学ぶことのすばらしさを改めて感じました。(保護者)

 

授業6)「わたしたちはサルだ! -環境とのおつきあいのしかた-」御園生 択先生(工学部)

 

  

・環境について考えさせられました。今までは、興味が無かったが地球に対して考えさせられました。これからは節電やゴミの減少、自分なりの自己満足で頑張っていきたいと思いました。(生徒)

・豊かで住み良い、活気のある町に住むには環境をまず整えなければならないと思いました。今回の大震災や台風の影響で、自然の大切さ、重要性を学びました。今、国民全体が節電に力を入れて随分効果は上がっている様なので、一個人ができることを意識を持って一人一人が力を入れていかなければならないと思いました。(保護者)

 

 授業7)「天然色素で太陽電池をつくろう」佐藤 哲也先生(クリーンエネルギー研究センター)

 

  

・自分たちで作った太陽電池でオルゴールが鳴ったことがとてもうれしかった。ブドウとブラックベリーの天然色素で発電ができることを知って将来に生かせれば良いなと思う。太陽電池の実験、ものすごく楽しかった。次は他の天然色素でも実験してみたいと思いました。(生徒)

 

・太陽電池を作るために色々な化学反応が使われていることを初めて知りました。太陽光発電の普及のために、このように天然色素を使った技術がもっと進歩していくと良いなと思いました。大学での研究がこのように私たちの生活に生かされているのだと実感することができました。(保護者)

 

 

授業8)「一人ひとりの違いと遺伝子のしくみ」高田谷 久美子先生(医学部)

 

  

・自分の遺伝形質を人と比べることができたり、遺伝子情報が少し違うだけで大きく変わってくるということがよく分かりました。一つ一つのことをビーズを作ったりしてわかりやすく教えていただいて本当におもしろかったです。(生徒)

・子どもと一緒に受講できて、新鮮な感じです。(久しぶりに話もできました。)オリジナルストラップを作り、話だけでなく作業もあり、入りやすかったです。人間が生まれるルーツなどが聞けて良かったです。(保護者)

 

 

参加人数 生徒  131名

       保護者  76名

       教師   19名

       参加人数 226名

昨年度に比べて42名も多くの方が参加してくれました。

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